Twitter(旧Twitter)でフォロワーがプレイしていて評判が良かったので、自分もやってみたらとても良かったRPGツクール製ゲームの話をします。
アウラルと光の竜~Gathering Light~の紹介と感想の記事です。
DLsiteで購入できます。
全年齢対象の健全なゲームです。
ビジュアルと販売サイトのイメージから誤解されそうですが、全年齢対象の健全なゲームです。えっちなゲームではありません。
このゲームを子供にプレイさせて良いってことですか?
モンスターへの偏見の無い世界を目指す光の勇者として育てたいのなら良いんじゃないでしょうか。
ただ本作、初見の印象からはとても考えられないほどシリアスとギャグのバランスがよく、そしてとてもあったかくて優しい物語です。
シナリオやキャラの描写も、ゲームシステムやバランスも、非常に良くできており、性癖とか関係なくプレイしてみていただきたい作品です。
プレイ時間はクリア後要素まで含めて37時間ほどでした。長編RPGです。
なお、記事の前半でゲーム紹介を行い、後半でネタバレありの話をしますが、記事の後半でもえっちな要素は出てきません。
記事の目次
①ゲームの簡易紹介
②シナリオやキャラクターについて
③ゲームシステムについて
④仲間キャラへの所感(ネタバレあり)
⑤その他あれこれ(ネタバレあり)
①ゲームの簡易紹介
冒頭で書いた通りRPGツクール製のゲームで、戦闘形式はサイドビュー方式の作品です。UI面に関してはツクール製ゲームのプレイ経験がある人からするとかなり馴染み深いやつ。
戦闘難易度は難しくはないが簡単すぎない。ただ、敵味方共に火力は高めなので、特にボス戦においては攻撃の防ぎ方はある程度考える必要がある感じ。
とはいえ経験値稼ぎなどは基本的に不要で、むしろ雑魚敵をすべて倒して進むとだいぶ適正よりレベルが高めになるくらいのバランス。戦闘テンポの良さも相まって戦闘が苦に感じることは一切なかったです。
戦闘に出ていない控えメンバーにも経験値が全額分配されたり、雑魚戦の逃走確率が100%(たぶん)だったりの親切設計もありがたい。
キャラクター毎の役割は明確なものの、装備によって方向性を変えられたり、戦闘中の入れ替えが自由なのもあり、戦略の幅はかなり広いです。
火力の盛り方もいろいろあって、いかにボスを吹き飛ばすかを考えるのも楽しい。
火力の盛り方が分かってくるとボスを一撃で粉砕できちゃうので、ひりつく戦闘を求めてる時は物足りないかも。耐え方と火力の出し方を考えるのが楽しいタイプ。
そしてこのゲームの戦闘、すげー動きます。専用スキルに独自のモーションがあるのは勿論のこと、選んだ行動によって待機モーションが変わるこだわりまである。動く割にテンポがとても良いのも特徴。
アウラルと光の竜、本当に戦闘がよく動くので良い
— アト🦀 (@Atrax_Union495) 2024年7月28日
コマンドによって待機モーション変わるのもロマサガっぽくて好き
BGMセンスも良い pic.twitter.com/JNaEGkQy6j
中盤以降になってくると、カットイン+派手なモーション付きの奥義技も各キャラクターに用意されていて、RPGツクール製と侮れない大変凝った戦闘シーンが楽しめる。
すみません、急にえっちな画像を貼ってしまいました。
散々えっちだ健全だなどと書いていますが、本作はほんとうにシナリオやキャラクターの描写が良く、読み進めるたびにキャラクター達のことが好きになっていくゲームです。
各キャラの行動理念や判断に納得感のある描写がきちんと描かれる点と、会話シーンの表情差分の多さから、非常に感情移入がしやすい作品です。
プリュンとシェニのやりとりだいすき。
ただ、はじめにあったかい物語だと書きましたが、決して優しいだけの世界ではなく、モンスター娘が主役であるが故の、差別や相互不理解に関する描写も多くでてきます。
そんな作品だからこそ、相手を信頼する描写には非常に拘っているように感じました。
無償の愛や、理由無く相手を信じるお人好し、といった描写は仲間たちを含めほぼ存在せず、キャラクターの過去や考え、そして作中の旅路でしっかり関係性を描いた上での信頼に至るため、納得感のある物語が体験できるのだと思います。
そんな流れで次の項へ。
②シナリオやキャラクターについて
物語の主人公は隻腕隻眼のアルラウネ【アウラル】。初っ端から癖が詰まりすぎだろ。
植物型の女性モンスターで、一般的には(一般的???)人を誘惑して精とか命とか吸い取ったりしがちな存在であり、本作の世界観においても種族としてはそのような特徴を持っていますが、このアウラルは人を襲わず、商人として人と友好的に関わったりお節介を焼きながら旅をしている変わり者として描かれます。
記事の冒頭であったかくて優しい物語とは書きましたが、人間とモンスターは決して友好的な関係ではない世界のため、基本的に人間はモンスターを恐れています。当然友好的だからといってアウラルも例外ではありません。
そんな世界でこのアウラルが、要人を救ったことである程度の自由を与えられた国の中で、監視役の人間と、その国の伝承である光の竜(自称)と共に、多くの人間やモンスターと出会いながら、国を揺るがす異変に巻き込まれていく、そんなお話です。
本作の特徴はなんと言っても、本記事2枚目の画像のように仲間キャラクターの9割がモンスター娘である点ではありますが、だからこそ唯一加入する人間であるグレンも、ある意味で本作を語る上で外せない存在です。
グレンはモンスターに対しての差別を持たないキャラクターです。
作品からするとありがちなキャラクター像ではありますが、その描かれ方が上手く、幼少期の出来事がきっかけでモンスターへの差別が無いという生い立ちと、無条件で相手を信じるのではなく、正しく物事を見て、自分が信じられると思った相手を信じる筋の通ったキャラクターとして描かれています。
仲間で唯一の人間、そして唯一の男という特異な立ち位置だからこそ、本作の丁寧なキャラクターの立たせ方を強く感じられる良いキャラクターになっています。
あとこれだけは言っておきたいんですが、グレンは加入する唯一の男でありながら主人公でもなく、主人公の相棒や恋愛相手でもなく、ハーレムポジションでもない存在です。あくまで一人の仲間キャラとして描かれており、特異な立ち位置でありながら記号的な役割があるわけではない珍しいポジション。それでいてグレンが一人のキャラクターとして立っていることに本作のキャラ描写の丁寧さを感じます。
パーティ内のポジションとしては保護者兼ツッコミ役といった感じ。
当然ながら、前述のキャラ描写の丁寧さはグレン以外の仲間キャラは勿論のこと、登場する多くのキャラクター達にも感じられるため、ゲームを進めていくたびにこの世界観に引き込まれていくような、自然な感情移入ができるようになっています。
主人公のアウラルが、アルラウネとして変わり者であるのにもしっかり理由があります。
個人的にはマイコニド(キノコ型モンスター)のシェニが非常にお気に入りのキャラです。見た目や話し方に反して、物事をしっかり見て考えて、他人のために前を向いて進めるとても良い子。
あんまりネタバレになってくる画像は貼りたくないけど、モンスター娘達だけでなく、ルクサスとかカーク兵士長のような人間の男キャラが魅力的なのも好きなところ。かわいい女の子が大好きだけど、男性キャラもかっこよく描いてほしいオタク。百合は百合で好きですが。
仲間キャラ以外も立ち絵があり、表情差分があるのも嬉しい。レイシー様なんで仲間になってくれないの。
とにかくイラストがかわいく、キャラの立たせ方がうまく、シナリオ展開で心があったかくなる、そんなゲームです。
③ゲームシステムについて
戦闘関係のシステムについては概ね最初の紹介で書いてしまったので、その他の部分について少しだけ触れます。
まずはスキル習得のスキルツリーシステムですね。スキルツリーってなんでわくわくするんだろうね。
本作のスキルツリーは育成方針が定められるようなタイプではなく、覚える順番に自由度があるタイプで、将来的にはすべてのスキルを開放できます。まぁこの辺は良し悪しかも。プレイヤーによってスキル構成が変わるタイプも好き。
あと戦闘関係ではTPとMPに関して。
種族特有の技に用いるTPは毎戦闘4からスタートし、ターン経過や攻撃、被弾などで溜まっていきます。初期値が多少あるおかげで、リソースを吐かずに雑魚狩りができるのも戦闘テンポの良さに貢献しています。ボス戦では通常攻撃や防御、色んなスキルを使う理由にもなっているので、戦術性の向上や飽き難さに繋がるいい塩梅の調整。
MPは魔法や一部種族技に使う消耗リソースですが、正直結構余裕のあるリソースなので、MP不足で困った記憶が無いかも。レベルアップで全回復するから雑魚戦でも好きに使えるし、ボス戦は短期決戦しがちなので枯渇はしないバランス。
なぜツクラーはパズルをさせたがるのか。
まぁ本作のパズルは進行上必須ではなかったり、必須じゃないアイテムが手に入るとかなので飛ばせるっちゃそうなんですが、無駄に完璧主義者で会話やアイテムを逃すともやもやする難儀な性格なので苦手なパズルに向き合うことになりました。
まぁね、なんかRPGツクール製ゲームのお約束みたいなところはあるんですよね。
とはいえこの手の元祖?のポケモンやっててパズルで憤慨した記憶が無いので、気軽に解けるレベルのパズルだったら気にならないんだろうな~。
システム面はこんなところかな。
あとはスキットシステムがあったりして、シナリオの幕間等に本筋と関係の無い日常会話なんかが見られたりするので、ほっこりします。
それではここから先はネタバレありの項目とします。
未プレイの方がもしいれば、是非とも買ってやってみてください。
テンポの良いRPGが好きな人、あったかいシナリオを読みたい人、モンスター娘が好きな人におすすめです。
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④仲間キャラへの所感ネタバレあり
ネタバレと言ってもこの項ではシナリオの中身というよりは、各キャラクターへの個人的な所感であったり、戦闘面での活躍であったりについて触れていこうと思います。
アウラル
隻腕隻眼で人生経験も戦闘経験も豊富で剣技に習熟したアルラウネ。主人公だけあって癖が詰まりまくっている。
仲間キャラの中では一番キャラデザが好き。メイン武器が魔物としての特徴の身体パーツではなく剣なのがね、いいよね。可愛い子が武器を持って戦うのが好き。
間違いなく500%善人(善花?)なんだけど、誰かを助けるのに理由がいるかよ!!ってタイプじゃなくて、ちゃんと利己的な理由で人助けしているところが好き。
経験豊富な主人公って男性だったらおっさんキャラ人気があるけど、おばさんキャラとなるとなかなか人気を獲得しづらそうだなってところを、魔物って設定なら見た目と年齢が比例しなくても違和感なく受け入れられるのが強いなと思う。
青臭い主人公も好きだけど、頼れる大人な主人公もいいよね。周囲から頼られる存在でいなきゃっていう大人の責任をしっかり持ったキャラ好き。
戦闘面においては、極光斬を習得して以降ボス戦は裏ボスまで全てワンパンで沈め続ける鬼神と化してしまった。クリティカル特化アウラルおばちゃんたのしい。
ただそのせいで他キャラ含めて奥義スキルの出番がほぼなかった。
いちおう全体攻撃で高火力を出せないのは弱みなのかなって感じだけど、さすがの主人公の強さでした。
グレン
加入キャラ唯一の人間にして唯一の男。
だいたい書きたいことはシナリオの項で書いてしまったんだけど、この設定で主人公にもその相棒/恋人にもハーレムにもしなかったのは本当にありがとうって感じだ。
別にそれらの属性が付与されたキャラが苦手ってわけではなく、グレンがこのシナリオで活躍をするにあたって、良い意味で特別ではない、補正のつかない仲間の1人であったことでプレイヤーに与えられる印象って結構変わると思う。
グレンは物語開始時点で人としてかなり出来上がった存在という感じがするので、終始印象が良いままだった。グレンもアウラルと同じく青臭い若者ではなくて、物事をしっかり見て冷静に判断できる大人なポジション。たぶんぼくがそういう立ち位置のキャラを好きなんだと思う。特にシェニとの兄妹みたいな関係はとても好き。
戦闘ではリンクチェインが強いのはわかりつつも、ボス戦はアウラルが全てを吹き飛ばしていたので、魔印を付与する役割が主だった。4属性の魔印使い分けられるだけでめちゃくちゃえらい。弱点関係無くバフ枠が空いてれば魔印は付け得っぽい?のでたぶんボス戦は皆勤賞。
セレ
のじゃロリ光の竜。この体型を素直にロリと呼んで良いかはわからない。
ロリ竜のイメージがファイアーエムブレムのマムクートの印象が強いので、作中のモン娘で一番キャラデザに違和感というか、慣れが来ない感覚があった。
実際ドラゴンの擬人化やモン娘でこういう体型のキャラは珍しい気がする。
主人公の相棒ポジションはタイトルにもある通りグレンではなくこちら。というよりは物語が進むと共に主人公の相棒になっていったというべきか。
最終的に本作はアウラルとセレの物語なのだという側面を強く感じるくらい、シナリオ上で一番成長したキャラだと思う。
戦闘面では大器晩成型のような説明が作中にあった気がしたけど、実はいまいち強みがわからなかったキャラ。光の魔印と刻印を撒くか、回復が追いつかない時に全体回復をさせてた感じ。
単体火力はアウラルとグレンの方が、複数火力はウルヴェと魔法組の方が使いやすかった。
ウルヴェ
その格好で服のかわいさとかには興味あるんだ……ってなったとこ。自分が着る方向への興味は無いのかな。
モン娘というよりはケモ側なワーウルフ。ケモ度的にはもうちょっとケモが進行すると一般受けしにくくなりそうな絶妙にかわいいラインだと思う。
服装がなんか……すごい性の癖が詰まってると思います。これがケモセーフ理論か……セーフなのか……?
すごい素直でいい子でかわいいんだけど、なんか無知ムチ方面の印象が強くてあまり活躍したシーンの印象が思い出せないかもしれない。ところどころ犬(犬ではない)の特徴を活かした場面があったのはそうなんだけれども。
性に関して無知過ぎるのでお父さんはもっとそっち方面の心配をしてあげてほしい。
性的な面はともかくとして戦闘面は特に雑魚狩りにおいて非常に頼りになるアタッカー。攻撃と敏捷両方たかい上に敏捷補正のかかるスキルまであるので、戦闘序盤バフの装備と合わせて道中のメイン火力の1人だった。
ボス戦も味方の敏捷を倍にできるスキルがありがたい。
シェニ
初見の印象と実際のキャラの落差が大きかったキャラ。
最初は生意気なタイプの子かなって思ってたら、賢くて人の気持ちを考えて行動できる上に、したたかでめちゃくちゃに良い子だった。
プリュンと一緒にはしゃいだりする見た目相応なところも愛おしい。
作中で1番心に刺さるセリフが多かった子だと思うし、たぶん1番好きなキャラです。
大人枠か子供枠かって話では間違いなく子供側の立ち位置だけど、周囲の大人達をしっかり見て、良い部分をどんどん学んでいっているので、きっといい大人になると思います。
反面、戦闘においてはほとんど活躍の場を与えられなかったです。ボスにも状態異常効いたりするのはわかるんだけど、何が効くかを試すくらいなら一撃で吹き飛ばしてしまう方が早いから……てんぷるぱは必殺ゲージ使うのがもったいなくて活かせなかった。
なんとか出番が欲しくて装備で補助魔法を覚えさせて一応ボス戦には出してた。
クリア後は運依存ハンマーの最上位武器でお手軽に雑魚へ高火力を出せたので多少の活躍はできたかな。
プリュン
モンスターとしてもモン娘としても定番なスライム娘。全裸だけどまぁスライムだしセーフか……ぷにるがコロコロで許されてるしな……いやぷにるは服着てるけど。
ひらがな喋りだし精神年齢も幼い感じだけど、とても聡明で、シェニと同じく人のことを想えるとても良い子。セリフがいちいち可愛くて癒やされてしまう。
誰と絡んでてもかわいいんだけど、特にシェニとの絡みがほんとに癒やされるので、見ていてニコニコしてしまう。
それでいて大切な人の命を自分で奪ってしまった過去があるのがね、なかなか業が深い癖ですね。こういう悲しい過去があっても明るく健気に生きる子、とても好きです。幸せに生きてほしい。
戦闘に関しては装備次第でかなり色々こなせるキャラという感じ。形を自由に変えられるからか、ほとんどの武器が持てるっぽい。
物魔タイプのスキルは装備の都合使いづらく感じたけど、魔法特化にして雑魚狩り要因になったり、ヒーラーとしてボス戦を支えてくれたりと結構活躍してくれた。
メルーザ
キャラデザ的には一番攻めてるであろうデカパイリザードマン。マン?リザードウーマン?
好みの話は置いておいて、個人的にはセレより全身の一貫性がある(胸部以外)キャラデザに感じたのであまり違和感なく受け入れられた。胸部以外。
作中モブ達がうお……とか言ってて俺より適正がありそうで悔しかったみたいなことをフォロワーが言ってたのがだいぶ面白かった。
性格的にはすげーまともな常識人枠だった。一般的な女騎士(一般的な女騎士?)としてのイメージから大きくハズレない感じで、一番素直なキャラクター性かも。
同じ騎士であるグレンも常識人なので、この世界の騎士は結構しっかりした人がなる職業なのかもしれない。
戦闘においてはボス戦で非常に頼りになるタンク役。装備とスキルでヘイト管理はばっちりだし、高性能なかばう系スキルで全体攻撃からもしっかり守れる。食いしばりまであるのでタンクにほしいものが全部揃っててボス戦は絶対入れてた。
敵に防御デバフをつけることもできるので本当に隙がない強キャラでした。
テテピ
仲間の中では一番人間っぽい見た目なハーピー。
ハーピーってモン娘じゃなくてもモン娘っぽいというか、ハーピーという存在がもはやモン娘なのか?
関西弁っぽいけど別にツッコミはしないし、そもそも関西弁ではないらしい。
見た目も喋り方も真っ当にかわいいので好きなんだけど、特別このシーンやセリフが好き!みたいなのは思いつかないキャラかもしれない。この性格のテテピも発情期には人を性的に襲うのか……という下世話な感想はある。
クゥリ様がいろんな意味で便利過ぎて、空とか風とかが絡むところの出番を多少取られてたりしないかなみたいなよくわからない心配をしている。
でも戦闘面ではすごい活躍してた。雑魚戦は魔力を盛って風魔法で火力貢献できるし、ボス戦はHPやTPの継続回復を付与できるのがとても偉かった。戦闘中の入れ替えが自由なおかげでバッファーの価値が高いゲームなのよね。
マリーネ
えっちなことが好きなサキュバス。そろそろ全年齢対象ゲームであることを諦める必要がある気がする。
顔はすっごい好みなんだけど、いかんせん過剰なムチムチに関する癖を持っていないので、個人的な好みの面では惜しいキャラ。戦闘中のSDキャラがかわいい。
ふざける時はふざけるし、真面目な時はしっかり頼れるTPOを弁えた大人なので、性格面も魅力的なおねーさん。やっぱりこのゲームの大人組はちゃんと大人してて好きだな。
せっかくの親友なんだからルーナとの絡みはもう少し見たかったかも。
戦闘面では高MP消費高火力ってコンセプトっぽいんだけど、そもそもMPに余裕のあるゲームなので、単純に高火力が出せる魔法アタッカーとして雑魚戦を中心に大活躍してた。
確率で武器を回して威力が上がるファイアーエムブレム方式が採用されているので、シェニよりもよっぽど運を味方にできている気がする。
マダンテ(マダンテではない)は準備や消耗が激しい奥義だけど、アウラルの極光斬の方がお手軽に更に高い火力を出せてしまっていたので活かす機会がなかった……
⑤その他あれこれネタバレあり
かにかわいいね。
ネタバレありといってもあんまりシナリオ全部の話をするのは勿体ない気がするので、ネタバレなしの項で書くのを躊躇った後半部分に関してちょっとだけ書き足して記事を締めます。
まずはイーアイ姉妹、めっっっちゃキャラデザ好みだし設定も好きなので、なんか、次回作以降とかで活躍の場が出たりしてほしいなって思いました。本当にかわいい。
双子キャラってすごい好きなんだけど、仲間人数に限りのあるRPG作品とかだと仲間としての扱いが難しそうなのでメインにならないがちな気がする。
あとカーク兵士長ね、魅力的な大人が仲間以外にもいてくれるの本当に良いと思います。
仲間キャラを立てるあまりNPCの魅力を落としたりする作品って結構ありがちなので、非加入キャラも同じくらい魅力的だとキャラ単体じゃなくて世界自体を好きになれるので良きです。
そして忘れてならないのはルクサス。
高慢七光りだったキャラが物語が進んでいくにつれて人として成長していくの、オタクは大好きですよこういうの。お前が裏主人公や……!
仲間たち以外も物語の中で成長していく展開、こんなんなんぼあってもいいですからね。
最後は裏ボスをワンパンした49万超えの極光斬のスクショを残しておきます。
まだレベルは最大じゃないし、バフデバフの余地もあったし、EXボス撃破後の装備とかも使えばまだまだ相当火力伸ばせそう。
EXボスのHPはエネミー図鑑によると10万とのことですが……クリア後最後のおまけボスだし、HP100万でも良かった気はしなくもない。
ともあれ、大変おもしろい良いゲームでした!
シナリオ、キャラクター、戦闘のどれも満足です!
ありがとうアウ光!!